【カナダのボランティア事情/仕事編その3】
こんにちは。よっしーです!
今回は自分がトロントで参加したことがあるボランティアについて書いていこうと思います。
カナダでは年中たくさんのイベントがあり毎回多くのボランティアを集っています。
それにボランティアを経験しておくと仕事探しの時にアピールできますよ。
(なぜならカナダでボランティアの評価は非常に高く、大学進学や就職の時にもアピールポイントになるからです。)
簡単にですが、
トロントの一年間でどんなイベントがあるのか見ていきましょう。
【年間イベントin Toronto】
『1月〜2月』 Winter City Festival
「長い冬の厳しさを吹き飛ばせ!」をテーマに開催されるトロント最大の冬のイベント。
『3月』 Canada Blooms
「北米最大規模のフラワーイベント」
『4月』 Major League Baseball
「メジャーリーグ開幕。トロントには『トロント・ブルージェイズ』というメジャーリーグの球団があり、ヤンキースやレッドソックスと同じリーグに属しており昨年はなんと1位になったのです。」
『5月』 Doors Open Toronto
「普段は立ち入り禁止の130以上の歴史的に重要な建物が解放され貴重な体験や珍しい物が見れる特別なイベント。」
『6月』Pride Parade
「LGBT文化を讃えるイベント」
『7月』Caribbean Carnival Toronto
「世界最大規模のカリビアン・カーニバル」
『8月』Taste of the Danforth
「グリークタウン(ギリシャ街)で行われる食のイベント。ギリシャの音楽やダンスなどの文化に触れることができます。」
『9月』Toronto International Film Festival(トロント国際映画祭)
「世界各国から多くの有名映画が集結し上映されるイベント。あのカンヌ映画祭に次ぐ規模の映画祭で、北米最大の映画祭。ハリウッドスターを生で見られるチャンスです。ちなみに私は現在、日本で公開されているMagnificent Sevenに出演している有名な俳優を5人ほど間近でみました。」
『10月』Toronto Zombie Walk & Halloween Parade
「街のストリートや地下鉄に多くのゾンビやコスプレイヤーが出現します。カナダだからこそハイクオリティーのハロウィンを楽しめます。」
『11月』Santa Claus Parade
「100年以上開催されておりサンタが街を歩くトロントの伝統的なイベントの一つです」
『12月』New Year’s Eve Bash
「人気のアーティストたちによるコンサートやカウントダウンの花火などで多くの方がトロント市庁舎前で行う年越しイベントです。」
上記のイベントで自分が働いたボランティアを1つ紹介したいと思います。
【毎年6月開催】
「Pride Parade(ゲイ・パレード)」
このイベントは、
レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー(LGBT)文化を讃えるイベントで各時代における法的権利(同性結婚や反差別など)を求めるLGBTの社会運動の場ともなってきた。
イベントは世界中の様々な都市で、ストーンウォールの反乱を記念した毎年6月を中心に行われている。
(Wikipediaより引用)
皆さん知っていましたか?
トロントは、
世界で一番LGBTの方が住みやすい都市なのです。
(トロント市内のLGBTエリアには『虹色』の旗や模様をいたるところに見つけることができます)
なぜなら2003年にオンタリオ州で同性結婚を合法とする司法判断が下り、トロントはゲイ・レズビアン向け施策において、北米で最も先駆的な役割を果たしてきたから。
だからこそトロントで行われるこのイベントはカナダで最も大きなゲイ・パレードとして有名。
この歴史のあるイベントに肌で感じてみたいと思った私は
現地のエイジェントに行き「ゲイパレード・ボランティアセミナー」に参加し、
いろんな部門がある中で
英語を一番よく使うと説明された
『Festival Research Volunteer』
に申し込みをしてみました。
(その時はどういった仕事なのか把握しておらず笑)
【不安と興奮で迎えたゲイパレードボランティア当日】
自分が担当する『Festival Research Volunteer』のテントの受付に行ってみるとボランティア内容の詳しいことを教えてくれました。
なんと!びっくり仰天!!
『Festival Research』という名前から予測のつく人はいると思いますが…
そう「ゲイ・パレード(Festival)」を「調査(Research)」するのです。
詳しく言うと、
ゲイ・パレードを観に来ているお客さんに一人一人声をかけてアンケートを書いてもらうのです。
(なに!?)
カナダに来たから日本にいた頃と比べてフレンドリーになったとはいえ、
外国の方に英語で『自分から』話しかけるなど難易度が高すぎる。
しかし、
自分が希望したボランティアなので逃げるわけにはいかん!そんなの「甘え」
にすぎないのだ。
とシャイな自分を押し殺してなるべく一人の方を狙い
「Excuse me , sir. Could you have a couple minutes for a survey?」
と話しかけて任務を遂行していきました。
最初の一人はかなり苦戦し誰に話しかけていいのか全く分からずただ歩いてるだけでしたが、
他のボランティアの方が次々とアンケート調査を行う姿を見て
「負けてられない。」と魂が燃えて積極的に話しかけにいきました。
しかし多くの方が、時間がなくてアンケートに答えてくれない場合や
「俺はアンケートをしに来たのではない。イベントを楽しみに来たのだ。」
と言われたこともあり心が折れそうな時も多々ありました。
そんななかアンケートに答えてくれる人がだんだんと増え、
その人達に「LGBT」について教えてもらったり世間話をして笑ったりと
このボランティアの「やりがい」が少しずつですが見えてきました。
話しかけて仲良くなった人に「カナダに来て4ヶ月目なのです。」と言ってみると、
驚いた顔で自分の英語力を褒めちぎってくれる方がちらほらいたりとなんというか
このボランティアをしている最中は『情緒不安定』でした(笑)。
もちろん、
イベントに参加する側でも楽しめたのですが、あえてボランティアとして働いてみる。
イベント側の人間になったほうがLGBTのことについて、
よく知れて参加者との触れ合いがあり、とっても充実していました。
こういう一つ一つの行動が【自分の英語力の向上】に繋がるのだと実感しました。
「やらないよりやる後悔」(後悔してませんけど笑)
ちなみに、
このボランティア以外にも過去に3回ほどボランティアをし
なんとそのボランティアの団体から
『感謝状』
を受け取ったことがあります
そのボランティアとは
「50/50Tickets」
です。
【50/50Tickets Volunteer】
★仕事内容★「チケット販売」
スポーツスタジアムにて「チャリティー」と「宝くじ」が1枚になったチケットを売るのです。
チケットの半分のお金が「貧しい子供たちのスポーツ支援」のために寄付され、
もう半分のお金は「宝くじの当選金額」へとまわされ、
試合終了後に会場にあるスクリーンに当選番号が表示されるのです。
(チケットに宝くじの番号が印刷されています。)
とても海外らしいですよね!『慈善』と『賭博』のコラボなんて!
日本じゃ絶対に不可能ですよね(笑)
そして、私がこのボランティアをお勧めしたい理由は3つあります。
➀購入したい人が自分のところに来てくれる。
(シャイな日本人でも大丈夫!)
②ネイティブと英語を話せて、ボランティアを通して友達もできます。
(このボランティアを通して現地の高校生と友達になれました!)
③ボランティア終了後に無料でピザを配布され、なんと試合も無料で観戦できます。
(これが最高すぎる特典。カナダでスポーツ観戦をしようとしたら最低でも$50以上は払わないといけません。)
みなさんもボランティアを活用して、
その年の歴史に触れたり友達を作ったり、
英語力の向上に繋げて毎日をエンジョイしてみてはいかがですか?